介護疲れの問題はどうすれば良い?共倒れを防ぐ介護者自身の健康ケアとサポートを受けるポイントとは

50代を超えると急に身近に感じるようになる、”介護”。いつ自分が介護者となってもおかしくない年代に入るシェリー世代の皆さんに、介護疲れによる共倒れが起きないようにするための秘訣やポイントをご紹介します。

Photo by Dominik Lange on Unsplash

深刻化する介護疲れの問題

日本が超高齢化社会を迎え、家族の介護に多大な疲れやストレスを抱え、ついには共倒れしてしまう人が増えています。

ケアをする側が精神的にも肉体的にも追い詰められ、自身がうつ病など深刻な病気を発症してしまうことだけは避けなければなりません。

こうしたトラブルはすでに社会問題化していますが、多くの場合、さまざまな問題を一人で抱え込んでしまうことが原因となっています。

共倒れを防ぐためにどうすれば良いか、適切にサポートを受けるためのポイントをご紹介します。

想像を超える介護疲れの現状

毎日蓄積される介護疲れは、無意識のうちにピークに達し、健康を害するレベルになってしまうことがわかっています。


厚生労働省の調査によると、悩みを抱える人の割合は特に女性に多く、全体の7割以上の人がなんらかのストレスを抱えているという結果になりました。

負担は精神や身体のほか経済も加わりますが、特に多いのはやはり精神的負担で全体の6割を超えます。生活が変化し、認知症などが進行すると本人と意思の疎通も図れなくなることが負担の大きな原因となっています。


そもそも24時間気を抜けない状況で、ほかの家族の協力が得られない場合には一人が抱える負担ははかり知れません。

ベッドから車イスへの移乗やトイレや着替えなどの介助には、不自然な姿勢で対応せざるを得ないため、腰や膝に負荷がかかり傷めてしまうケースも後を絶ちません。

疲れが溜まった状態で夜間に何度も起こされると、睡眠の質が低下し、心身ともに安らげる時間がなくなってしまいます。

当然、こうした状況は要介護度が上がれば上がるほど深刻化しますし、1日に費やされる時間も増すため負担はより大きくなります。

こうしたことからケアをしている側が健康を害してしまい、身体の痛みやうつ病などの重大な病気を発症するケースが増えているのです。こうした現状を踏まえ、自身の取り返しがつかなくなる前に必要な支援を外部に求める姿勢が必要です。

まずは「地域包括支援センター」の窓口へ

共倒れを防ぐためにまず大切なのは、自身の疲れやストレスに早く気付くことです。

責任感を持って頑張ってしまう人ほど気付かないうちに大きなトラブルを抱えてしまうことが多く、何もかも相手を優先し自分のことを二の次にする心優しい人は、どうしても無理をしがちです。

自分は大丈夫だとは思わずに状態を客観的に判断し、自分を大切にすることが対策の第一歩になります。そして現れる危険サインには早く気付き、自覚しましょう。


危険サインはイライラや不安感、不眠などの症状で現れやすく、食欲が低下したり、家に閉じこもってしまったりするような場合には自分の健康に危険が迫っていると考えましょう。

問題を一人で抱え込まないようにするために、まずは国のサポートを利用するのが一番です。

要介護者をサポートするサービスは、同時に介護者の健康をケアするサポートでもありますし、早い段階から利用できるサービスもありますのでまずは「地域包括支援センター」へ相談してください。

地域包括支援センターというのは、介護についてさまざまなサービスを提供している地域の福祉窓口です。

ケアマネジャーや保健師、社会福祉士などの専門家が常駐しており、まだ要介護認定を受けていない段階でも予防プログラムなどを提供してもらえます。

保険によるサービスはヘルパーなどが自宅にあがるため、高齢者の中にはどうしても抵抗感を訴える人がいることは否めません。

ただ入浴や排泄などはヘルパーの介助を受けたほうが良いですし、普段から複数の目で見守るほうが安全なことは間違いありません。

ほかにもデイサービスやショートステイなどがあり、施設を利用している間は安心して自分の時間を持つことができます。
保険適用のサービスを利用するためには認定を得る必要がありますが、保険以外でも自治体が提供する高齢者向けサービスやボランティアを利用できる場合もあります。

相談できる相手がいることが一番

家族介護者支援事業を行っている自治体では、在宅ケアをしている人の相談に乗るサービスを提供しています。
介護疲れが深刻化するのは、悩むことやつらく感じることを一人で抱えること、孤独になってしまうことが大きな原因です。

自治体が相談に乗ってくれたり、ヘルパーから食事介助や排泄介助を教えてもらったりすることで、支えているのは自分一人ではないと実感することが何より重要です。


困ったときに相談できる相手がいる、話を聞いてもらえる人がいるというだけで、大きな心の救いになることは言うまでもないでしょう。

また、場合によってはすでに在宅では十分なケアができない状態に陥っている可能性もあります。普段から相談しておくことで客観的な判断を仰げれば、取り返しのつかない状況にならずに済むでしょう。

また、施設へ入居すれば専門スタッフが24時間体制で見守りをしてくれるため、万が一の際にも適切に素早く対応してもらえます。

高齢者はすべからく自分の家を離れたくないと主張しますが、現実に在宅介護が限界を迎えているなら、真摯に話し合うほかありませんよね。いざというときに行動できるよう情報収集だけでもしておくべきですし、客観的なアドバイスを受けるためにも普段から家族介護者支援事業を利用することは有効な手段です。

自分以外にも状況を知ってくれている人がたくさんいる、家の外にも受け入れてくれる環境があると思えるだけで、心の負担が軽減し、共倒れを予防することができるようになります。

頼れるところには頼りましょう!

自分のことも家族のことも、両親のことも・・・色々な心配事も多様化する50代以上。頼れるところには頼る、何でもかんでも自分で頑張らなければいけない!というスタンスを少し緩めてみませんか。

そして、まずは何よりも自分の心身を大切にすることができて、家族の幸せや健康も叶えることができます。福祉や地域、制度をうまく活用して未来に向けた希望を持ち続けることで、年齢とともに積み重ねる成熟した魅力を保ち続けることができるのではないでしょうか。

最新記事はツイッターでお知らせ!

関連記事

前の記事へ

アクティブシニアの方必見!転職や就職を考えているときの探し方のポイントを紹介します!

次の記事へ

シニア・ファッションを楽しむ!50代以上におすすめしたいコーディネートとは

その他のおすすめ記事

AD

美と健康のおすすめ記事

終活・介護のおすすめ記事

AD

ファッションのおすすめ記事

ライフスタイルおすすめの記事

すべてのカテゴリを見る

おすすめ特集 終活 仕事・キャリア 旅行・ツアー フィットネス・運動 女性ホルモン ライフスタイル・暮らし インテリア 料理 リノベーション・住み替え・リフォーム 夫婦で旅行 介護 健康 ファッション お悩み解決 夫婦関係 美容 メイク ヘアスタイル 占い プロモーション